選曲の楽しみ

先日、4月29日(水)にもう4年目となるGGサロン練習会を無事終えた。と言っても、自分が弾くわけではないので私がエラそうに言うことでもないのだけれど。

それでも一年前に引き続きここに書いておくのは、やはりこういうアマチュアの発表会のような催しの面白さを書き記しておきたいから。前に書いたときは、日常の中にある音楽のかけがえのなさ、心に残る演奏というのは必ずしも上手くなくてもいいのかな、という話を書いた。

この一年であらたに感じたこういう会の面白さは、選曲。プロが一夜のプログラムとして選ぶものとはひと味違う曲を生で聴けたりするのは、意外と楽しい。プログラムの中に入れるなら、全体の構成を考えたり、「ウケる」ことも気にするだろうし、上手いところを見せたかったりするかもしれない。そういう計算のない、「弾きたいから」というシンプルな理由で選ばれただろう曲が、アマチュアの会のいいアクセントになる。

プロによる演奏会、商業的イベントとしての演奏会というのは、もちろんまた別の価値がある。けれど、世の中の演奏のほとんどは営業行為ではなく、得にはならないどころか苦労をともなうことが多いのに、なぜ人は楽器を弾くのかという根本的なことを最近はよく考える。

弾くことによって、言葉にならない何かを表現する、あるいは自分でも思いがけない何かを感じる、そういう他にはない体験を求めてのことなのか。うまくいかないと言って嘆く参加者の皆さんの声を聞きながら、それでも人前に出て演奏するという行為はとても貴重なものだなぁと、今回もまた強く感じられてうれしかった。

次回は7月26日(日)。暑いさなかだが、例年熱心な方々が参加してくださるので、楽しみ。

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