ラズパイは死なず…

前回の投稿では、Roon対応のネットワークプレーヤーを導入して、我が家のRoon環境が新時代を迎えた話を書いた。新時代はとても快適で、同時にそれまで使っていたRoon端末、ラズパイ(Raspberry Pi)は不要になった。ただ、我が家にあるステレオシステムは、これだけではない。もう一つ、メインと言っていい重量級?のシステムがある。父の形見のアキュフェーズE-408とビクターの大型スピーカーに私が買ったTEACのDAC、UD-501をつないだものだ。UD-501は元々マランツのPM8004につないでいたが、新居ではこのメインシステムへ移設。以前は、ラズパイのサウンドカード(HAT)をDACとして使っていた。

大がかりなシステムにラズパイオーディオとはアンバランスな…と思われるかもしれないが、諸般の事情によりそんな状態で10年近く。そもそもRoonは前回も書いたように2017年頃から使っていて、ラズパイもその頃から使い続けている古いバージョン、3Bというもの。普通のステレオシステムをRoon端末として使えるようにするブリッジ機能をラズパイに任せていた。当時このようなラズパイオーディオ端末を作るためにかかる費用は、せいぜい2ー3万、ともかく安価に用意できた。アキュフェーズにそんな安物を…とお叱りを受けそうな話でもあるが、まぁいろいろやってみたかったのが一番。CDプレーヤーもつないではあったものの、Roonを使うようになってから、ほとんど使う事はなかった。

Mac mini運用での地味なストレス

一つのオーディオシステムをRoonの再生装置として使うには、こんな風にラズパイを使うほかにシンプルにRoonをインストールしたパソコンをつなぐ方法もある。ラズパイのメリットはもちろんコスパがいいことが一つだが、無音であることも大きい。パソコンは無音のものを探すのが意外と難しいので、結局そういう場合はMac mini が定番となる。パソコンを使うメリットは、Roon以外の再生ソフトからもこのシステムへ出力できることか。Roonは便利で楽しい再生環境なのだが、自分のライブラリ管理にはまた別のソフトが使いたいときもある。そもそも再生ソフトによって音が違うとか、そんなことも実験してみたり、とにかくいろいろやって楽しんでいた。

ともあれ、引っ越して以来新居では古いMac mini をUD-501につないでそこからアキュフェーズのE-480へと出力する、そんな環境になっていた。ただ、これはこれで問題があって、○○bit/○○kHzといったデータの形式が変わると、UDー501への出力の切替に失敗するようで、再生が止まってしまう。モニターをつないでいないので、Macからそれを切り替えようにも遠隔操作になって作業しづらく、手間がかかってストレス。それならラズパイを使えば…という考えもあったのだが、ラズパイがUD-501を認識できるか不安だったことと(大昔、うまくいかなかった記憶あり)、単純にラズパイでいろいろ作業するのにもそろそろ飽きてきて、それはそれで面倒に思えた。

ところが、STEREO 70sとOTTAVA fの導入で、前回も書いたようにラズパイ3が二つ、お役御免に。これはもうさすがに引退ね…とそんな話をChatGPTに話してみたところ、それはUD-501につないでRoon端末としても使えるよ…とのご提案。ああ、そうだ、でもUD-501を認識できるのかな? そう訊くとChatGPTは当然のように「できる」と言う。調べてみると、もうだいぶ昔からそれは可能だったことが判明。自分が一度失敗したがために避けていただけで、特に問題ないらしい。その上、ChatGPTによれば私がずっと使ってきたVolumioよりもRoPieeeがお勧めだよ、とのこと。

VolumioからRoPieeeへ

私がRoonとラズパイを使い始めた2017年頃、ラズパイオーディオの定番はVolumioやRuneAudioで、私はその両方を試して結局Volumioを使ってきた。ただ、ちょっとした不満もあったのは前回も書いた通り。そんな話をChatGPTにすると、そういうことならRoPieeeの方がシンプルでお勧めだし、使い方に合ってるよ、と言う。それもまた調べてみると、RoPieeeはまさに2017年から始まったプロジェクトらしいのだが、小さなストレスを抱えながらもVolumioを使ってきた私の情報はアップデートされていなかったというわけ。私の古いラズパイ3Bでも十分使えるということなので、サクッとインストールして設定してみたところ…。

いとも簡単にUD-501を認識し、今度はMac miniがお役御免になった。悩みのタネだったデータ形式の切替も問題なし。Spotify端末としても使える。RoonとSpotifyの切替は、どちらかを一度きちんと停止する必要があるが、それはスマホからでも簡単にできることなので、使い勝手は格段に良くなった。何より、Mac miniよりさらにコンパクトになってスッキリしたので、勢いついでに何年も使っていないCDプレーヤーも片付けてしまったくらい。

ラズパイ3B、まさかの現役続行へ

RoPieeeとVolumioの違いを端的に言うと、RoPieeeは「ネットワークの橋渡し役」に徹したソフトであるということ。Volumioは基本的にはそれ自体が再生・管理ソフトなのだが、私はその部分をまったく使っていなかったので、そうならRoPieeeの方が適してるよね、とChatGPTにご指南を受けたわけだった。せっかくなので、VolumioとRoPieeeとで再生を試してみたりもしたが(これはまた違うシステムで)、RoPieeeの方が少し音の解像度が高いような感じには聞こえた。まぁこれは個人の感想です…というレベルで、厳密に比較したわけでもなく、ただ、RoPieeeにして悪かったことは今のところ一つもない。

RoonにもSpotifyにもスマートに対応でき、そろそろ10年もののラズパイ3に思いがけずまた活躍の場ができた。そもそもこんな風にどでかいオーディオシステムを組んで音楽を聴くなんていうことも、今どき流行らないのかもしれないけれど、当分これで楽しめそうだ。

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